そもそも自民党ってどんな政党?畑さんが解説します
2012年衆院議員総選挙で大勝し、その後安定した運営が評価を受け2016年参院議員選挙でも大勝したのが政権与党自民党です。
戦後70年において自民党という政党は与党から転落する野党になる出来事が4度しかなく、まさに日本を代表する最大政党だといえます。
そんな最大政党となったといっても、日本の歴史上においては最初から存在したというわけではないです。
戦前においては自民党になる前は日本自由党と日本進歩党と日本協同党が日本の政治を担っていたのです。
しかし前身である日本自由党と日本進歩党と日本協同党、これらが強い力を発揮していたとはいえ選挙ともなると3つの派閥があるということはそれだけ権力が分散し選挙に不利になります。
そこで1955年に日本自由党と日本進歩党と日本協同党は2つの派閥を解体し日本自由党に吸収し、その上で同年に新しい政党名として幅広く公募したときにアメリカから推奨されることになった民主主義を表に出すために自由民主主義を最も端的に象徴する自由民主党として名づけられることになります。
ただその後派閥内の考え方に賛同できない人たちも当然ながら出始め、その後それらの人たちが結党して作られた自由党と混合されることを避けたかったことで現在に広まることになった自民党という名前になります。
自民党が一般的に広まった後は、戦前において構築していった政治戦略を元に強い政治力を発揮してまい進します。
1960年のオリンピックを目標とした戦後復興の高度経済成長、そして1980年代の株式高騰と高い金利を元にまい進して言ったバブル時代はすべて自民党の恩恵といえます。
ただもちろん何も問題なかったというわけではありません。
その長い歴史の中には強い力があったために資金の流れに不明慮名部分も多いもしくは政治は国民のためにあるはずなのにスムーズな運営をするために政党は考えず政党の下で働いている官僚にすべてを任せて運営する官僚政治を繰り広げるなど強い力があるからこその問題もあります。
ただ戦後70年の間に日本が現在のような形になったのは、ひとえに自民党という政党がまい進した結果だといえます。
最終更新日 2025年6月17日 by kasaks