Home / 社会 / 新型コロナウイルスに打ち勝つ募金活動

新型コロナウイルスに打ち勝つ募金活動

世界で蔓延している新型コロナウイルスによって、健康面でも金銭面でも多くの人が苦しんでいますが、その人々を支援する活動として募金を募っている団体がいくつか存在します。
困っている人に直接届けるものもありますし、救援活動を行うための資金を募るタイプのものもありますが、どちらであっても善意の心が世界中に人を救うことに変わりはありません。

 

国連ユニセフの募金活動

世界的な規模としては日本ユニセフのものがありますが、これは特に弱い立場の人、難民や子どもたちを助けることに役立てられ、金銭の募金だけにとどまらず、救援物資手配してギリシャ、バングラデシュ、ヨルダン、エチオピア、スーダンなどの比較的恵まれない国や難民キャンプの支援を行っています。
所得の低い国では医療体制も整備されておらず、衛生面でも遅れていますので手を洗うことさえままならない地域もあり、手洗い場、清潔な水、石鹸などの衛生物資を多くの地域が必要です。
予防に関する知識が行き届いていない場合もあり、チラシやポスターなどで啓発活動を行うことも重要ですし、現地の医療スタッフへのトレーニングや教育にも資金が必要となってきます。
金銭や食材、物資の他にも感染症の予防のためには800億円以上が必要とされ、クレジットカード、インターネットバンキングの他に銀行、郵便局やコンビニエンスストアでの払込用紙での振り込みなどいくつかの方法が用意されています。
寄付する方の負担を軽減する措置も取られていて、寄付金は国が定める優遇税制の対象になっていますので、領収書によって確定申告を行えます。

 

国境なき医師団でも活動するための寄付を募っている

不幸にも病気を発症した方の支援を行っている国境なき医師団でも活動するための寄付を募っています。
医療体制が脆弱で衛生設備の整っていない地域では感染が爆発的に増える可能性がありますので、それを食い止め弱い立場の人を救うための活動として金銭、物資の他に人的資源も必要です。
病気が発症したかどうかを調べることさえできない人が多くいますので、感染者を特定し、感染を防ぐための衛生教育にも力を入れています。
高齢者やもともと持病を持つ人は感染リスクや重症化のリスクが高いとされ、国によっては医療機関内で感染することもありますので、国境なき医師団では医療従事者が感染する危険を防ぐための活動を行ったり、現地スタッフのサポート、トレーニングなども行うなど、47000人ほどのスタッフが独立、中立、公平な立場で日本を含む世界中で医療救援活動を行っています。
難民キャンプ以外にも危険な紛争地域での活動も有りますので、世界中の人が手を貸すことで間接的にその地域の安全を守ることにもつながります。
インターネット上から募金できますし、こちらも優遇税制の対象となっています。

 

NGO組織ジャパン・プラットフォーム

日本国内で募っている活動としてはNGO組織ジャパン・プラットフォームのものがあります。
医療現場での物資の不足から使いまわしが起こると医療従事者の感染リスクが高まりますので、必要な医療体制を維持できるように医療物資の提供を行っていますし、国外ではミャンマーに対して支援を行っています。
ミャンマー国内の避難キャンプでは人口密度が高く一度感染が広がると爆発的に増えていくことが懸念されていますが、医療体制も整っていませんし、識字率の低さなどから予防の知識も伝わっていません。
同じように非難民キャンプを抱える南スーダンでも給水、石鹸や消毒液などの衛生用品の配布、感染予防の知識を記載したリーフレットの配布を開始します。
貧困に苦しむ国は多くありますが、アフガニスタンでも日雇いの仕事で生計を立てている人が多い事情から十分な食料を得られず栄養不足となっています。
クレジットカード、銀行振込以外にも寄付サイトを通じて募金でき、多くの人からの賛同が必要です。
ボートレースでの収益金を元に、海洋船舶関連の支援事業を行っている公益財団法人、日本財団でも新型コロナ対策で活動する医師、看護師、ボランティアの資金を受け付けていますが、新型コロナウイルスとの長い戦いに備えて、財団としての経費は一切取らずに全額を支援に使っています。

 

まとめ

日本国内の各自治体にも募金できますし、ふるさと納税制度を利用して募金することもでき返礼品を断ることも可能です。
いまだに毎日患者が増えている地域もありますし、医療体制を強化することは喫緊の課題ですので、医療現場で奮闘する関係者の方を支援する体制はまだまだ必要です。
医療従事者やその体制を守ること、人々の健康以外にも仕事を失った方、感染症の影響を受けているお子さんや年配の方とそのご家庭、普段どおりの生活を行えずに不安を抱えている方など、支援が必要な人は多数います。
感染が収束するまで一丸となって戦うことが国を守り、地域を守ることにつながりますし、小さな支援でも集まることで大きな力となりますので、まずは一人ひとりができることから始める意識が大切です。
 

最終更新日 2025年6月17日 by kasaks

  •  
    Previous Post

    借主も貸主も家賃保証会社を上手く利用しよう!

  •  
    Next Post

    クサビ式足場についての豆知識